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手づくりや日常のこと綴ってます


by pako_k

さようなら天野くん

さようなら天野くん_b0009118_13182840.jpg皆さんはNSPというグループをご存知だろうか?
昨年"桜の季節になると思い出す"と記事にした。
懐かしくレコードジャケットを眺めたり、再結成していることも知り、新しいCDが欲しいなと思ったりしていた。
それがある日、新聞を見ていてNSPのリーダー天野滋さんが亡くなったことを知った。
たくさんあったレコードは引越しの際にほとんど捨ててしまった。
にも関わらず、持っていたNSPの3枚のレコードは捨てずに残してある。

きのう3月18日に FILM TOUR 2006 as...めぐり逢いはすべてを越えて
という天野くんを追悼するドキュメントムービーがあった。
残念ながら私は行かなかった・・・・・行きたい気持ちはあった。

一昨年、甲斐バンドの大森信和氏が亡くなり、そしてまた天野滋氏の訃報。
同年代であろうお二人、まだまだ逝ってしまうには若すぎる。
これからの活躍を見たかった・・・・・本当に残念です。





私はNSPのファンではなかった。
妹が一人暮らしの私の部屋へ来てはNSPのLPを買っては置いていった。
そんなで3枚残っていた。
天野くんのエッセーもすっかり忘れていたが本棚にあった。
優しい詞と曲、どこにでもありそうなストーリーで心和む。

FILM TOUR 2006 as...めぐり逢いはすべてを越えて
はこれから全国を回る。

NSPオフィシャルサイト、去年探したときには見つけられなかったのに・・・・・あったわ。
メンバーの平賀さん、中村さんの日記を読むと天野くんは大腸がんだったのだ。
以下、平賀さんの日記から抜粋です。
命に限りがあることを宣告された天野が自分自身のために選んだもの、それは治療よりもコンサート・ツアーだった。
彼は今までに感じたこともないような希望と絶望の狭間で歌うような場面もたびたびあったかもしれないけど、とにかくコンサート中は水を得た魚のように気持ちが跳ねていたな。
昨年のコンサート・ツアー、本編最後に必ず歌う「さようなら」の前の挨拶では「これからはどれだけ生きるかというよりは、どう生きるかがテーマです」「皆さんも一日一日を大切に」と照れながら言っていたのを憶えているかな。遠回しだったけど彼なりの言葉で各会場の皆さんにお別れのメッセージを送っていましたね。ステージから伝えたい・・・それが彼の望みでしたから。


天野滋 2005年7月3日永眠  52歳でした。
ご冥福を祈ります。
by pako_k | 2006-03-19 14:10 | つぶやき